幼い頃、父がカメラを持っていて、それを使わせてもらうのが嬉しかった。
小学生の時、お年玉で自分のカメラを買った。父が少し上乗せして買ってきてくれた。
それ以来、旅行に行くときは必ず持ち歩いていた。いつか、そのカメラは壊れてしまった。
17、18歳ぐらいの時に、小さな一眼レフを買った。ポケットフィルムというのを使うヤツ。
それで好きなギタリストのライブで撮りまくっていた。
その後、オートフォーカスの一眼レフがミノルタから発売になって、ピントを合わせなくていいと
いうのに釣られて買いに行ったら、ヨドバシカメラの人に「お客さんぐらいなら、
こっちのマニュアル機で十分だし、練習になると思うよ」と言われてソッチを買ってしまった。
ピントも合わせるのノロイしたいへんだけど、それでも素人なりに楽しめた。

そのカメラは、かなりガタがきて、使っていない。

SONYのMAVICAという、フロッピーに保存する…というデジカメがあった。 
それほどシャッタースピードも遅くなく、ドンドン撮れた。
じっくり撮るのもいいけど、
思うままにシャッターを押していくのもおもしろい。
だけど、画素数は今なんと、35万画素だった。
Olympasのデジカメを経て、今はSANYOのムービーカメラになった。
フィルムを気にせず、一度に100枚以上撮れるので、
もっぱら演劇の公演で記録を撮るのに使っている。

あんまり写真はうまくない。
でも、なんか好きなんだ。
過ぎゆく時は留めることできないけど、
過ぎた時のほんのひとかけらを写真に収めて、
ある時、ちょっと疲れた時や、昔の仲間に会った時、
取り出してみる。
「ああ、そうだった」
「こんな気持ちでいたね」
なんだかほっとする。
元気の素になる。
私には私だけの想いがあり、人それぞれの想いが一枚の写真に浮かび上がる。

気が向いたら、観ていってください。





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